いよいよビットコインが分裂する(かも知れない)運命の8月1日まで2週間ちょっととなりました。
特にココ数日の値動きを見ていると、数10万円単位でツッコんでる人は気が気じゃなくなってくる時期に差し掛かっているかも知れません。
そもそも8月1日に何が起こるのか
このあたりは他ブログが詳しい(他力本願)ので、詳細は割愛するとして…
(詳しいサイト:UASFユーザー・アクティベイテッド・ソフトフォークとは?)
- ビットコイン(もといブロックチェーン)は中央管理がないので取引の履歴は複数のコンピュータに分けて記録されている
- その履歴が消えるとコインの価値が失われる可能性がある(チェーンが切れる)
- 売買が急増するに連れて切れないように記録する(業者等の)手数料が高騰した
- 利用者は作業の効率化を要求したが、記録業者は手数料が減少することを懸念
- しびれを切らした利用者が新たな枠組みのビットコインを8月1日に立ち上げると通告
要するにマイナー系と利用系が対立している構図ですね。政府のような中央管理が存在しないので、世界規模でこのような話が今後も出てくる可能性は十分に考えられます。
分裂の先輩、イーサリアム
経緯が全然違いますが、過去に分裂(ハードフォーク)した有名所の通貨では「イーサリアム」があります。
簡単にいうと、当時のイーサリアムに対しハッキング被害が発生し、イーサリアム自体が仕様を変更しハッキングそのものを無効化して対応しました。
なんとまぁSF映画のような展開…
この結果、イーサリアムは「(新)イーサリアム」と従来の仕組みをもった「イーサリアムクラシック」に分裂する結果となりました。
ちょうど1年前の出来事ですね(日本時間2016年7月20日に実行)
8月1日前後から一時的に停止する取引所も
時価総額ナンバーワンのビットコインが分裂する騒ぎというのは仮想通貨市場に影響が出ないわけがありません。
日本仮想通貨事業者協会(JCBA)はビットコインの取引を一時停止する検討として「想定外」が発生した場合のガイドラインの策定に入ったと報じられています。
加入する取引所に裁量はありますが、ビットバンクとテックビューロ(Zaif)は「取引は継続するが入出金は停止し、分裂騒動の収束後に取引履歴を書き換える」措置を取る方針で、国内最大手のビットフライヤーは「対応策は未定」としながらも来週には公表するとしています。海外の取引所では早くも7月29日から取引を中止すると公表しているところもあるようです。
「取引所が停止する」と聞けば今のうちに円に変えて出金しておきたいと考える人も少なからずいるはずです。
今月中はリスク回避組が売ってさらに下落 → それを押し目と見た人が買って高騰する、を繰り返しそうな感じですね。
もちろん私は高騰期待組です…