6月22日(日本時間)に発生したイーサリアムのフラッシュクラッシュを受けて取引所のGDAXはサーキットブレーカーなどの安全装置の検討を始めたと報道されました。
併せてフラッシュクラッシュの詳細情報も出てきていますが、概要は以下のとおりです。
ニューヨーク時間6月21日午後3時30分(日本時間同月22日午前4時30分)にイーサリアムを317.81ドル(現行為替レートで約3万5700円)から10セントまで急落させるきっかけになったのは1250万ドル規模の取引だった。1人の顧客が直ちに売る注文を出したという。この取引でイーサリアムは224.48ドルに下落。これが一定水準まで下落した場合に発動される売り注文の引き金になった
全てはわずか45ミリ秒の間に起こったとホワイト氏は説明。その時点でコンピューターアルゴリズムが買い始め、10秒間で300ドルまで戻した
うーん、手動では太刀打ちできないですねこれは…
現にbitFlyerやcoincheck、Zaifなどの日本の取引所ではフラッシュクラッシュが起こったことすら気付かないような値動きで推移しました。(してたと思う)
ちなみにbitFlyerではサーキットブレーカーを導入済みです。
10分間に20%以上の乱高下があった場合に発動するようですが、今の相場だと意外と頻繁に起こりそうな気もします。
FX的な仕掛けをしているなら(買いポジションの場合)フラッシュクラッシュなどで瞬間的に下がったときに”損切り”されてしまう可能性はありますが、単純にコインを買って保持しているだけなら比較的心配のいらない話…なのかも知れません。
まぁ下がるのは何にしても良い話ではないですけどね…
ブルームバーグ:
仮想通貨イーサリアムのフラッシュクラッシュ、安全装置の検討促す