NiceHashでマイニング!内部ウォレットからCoinbaseへ引き出してみた

NiceHashでマイニング!内部ウォレットからCoinbaseへ引き出してみた

 

お手軽マイニングツールの元祖(?)的存在であるNiceHashを利用してマイニングしたビットコインを引き出してみたのでそのまとめ…

ちなみにマイニングは比較的一般的なPCを使っているので、このへんも参考になればと思います。

なお、全ての情報は特に明記がない限り2018年1月8日時点の情報です。

 

(2018年1月14日追記)10日間経過したまとめ記事を書きました
【NiceHash】マイニング報告(10日目)

 

(2018年2月4日追記)1ヵ月間マイニングした結果を記事にしました!
NiceHashでマイニング!1ヵ月間やってみた結果

 

 

NiceHashって?

このブログに辿り着くような検索上手な方(自虐)はすでにご存知かも知れませんが、NiceHashとは仮想通貨のマイニングを簡単にできるツールを提供しているサービスのことです。

以下のような特徴があります。

  1. 難しい設定がいらない
  2. 払い出しがビットコインで統一されている

まず①については、本来マイニングするためにはマイナーと呼ばれるプログラムをダウンロードしてウォレットアドレスを設定したりプールに登録したり使用するスレッド数を指定したり最適化したり…と、いろいろな準備作業が必要になります。

イマドキ検索すればやり方はいくらでも出てきますが、PC知識(物によってはLinuxの知識とか)が必要になることが多いです。

その点、NiceHashなら設定からマイニング開始まで数回のクリックで完結できるのです。

 

また②については、これも本来マイニングしたい仮想通貨ごとに専用のプログラムや設定が必要なんですが、NiceHashはその時効率よくマイニングできるものを自動で選択してマイニング作業を行い、その支払いはビットコインで統一されています。

これが他の簡単系マイニングツールとの違いですかね…

 

マイニングに必要なスペック

マイニングするためにはPCのスペックが必要です。特にグラボが重要で、2017年はマイニングブーム再燃ということで一部機種が品薄になるなど、マイニング需要が高まりました。

アキバに訪れた「マイニング」という特異な波——2017年のアキバを振り返る
https://news.biglobe.ne.jp/it/1230/imp_171230_0678578135.html

 

”マイニング パソコン”などでググるとたくさんの記事がでてきます。

私もいろいろ検索してみましたが思ったのは…

「グラボ3枚?えっ、こっちは6枚!?何台PC持ってんだ…」

的な記事が多く、正直参考になんねーよちょっと敷居が高いよね、と思いました…

 

かくいう私のPCのスペックは大まかにいうとRyzen 1700X+GeForce GTX 1060(6GB)という、2017年では比較的一般的なスペックだと思います。(もちろんグラボは1枚)

ではこのスペックでどれほど掘れる(利益が出る)のかというと、NiceHashのサイトに計算できるツールがありますので試してみます。

 NiceHash – Profitability calculator

調べたいハードウェアを選択し、電気代(あとでちゃんと計算するので適当でOK)を入力して計算してみると…

マイニング計算
Ryzen1700X

 

マイニング計算
GeForce GTX1060

 

Incomeが得られるであろう利益、El. costsが電気代、差額がProfitとして表示されています。もうちょっと正確な電気代はあとでPC全体として計算するので、ここではIncomeの数字に注目します。

1ヵ月でCPUは12,606円、GPUは15,257円、合わせて27,863円の収益ということに…ホンマかいな…

(余談)RyzenはMoneroなどのCPUマイニング系でも有利なのでオススメです

 

マイニングしてみる

NiceHash Minerというものをダウンロードして、さっそくマイニングを開始します。

ビットコインの払い出しアドレスはNiceHashウォレットのアドレスか、すでに自分が持っているウォレットのアドレス(bitFlyerなど)を選べます。

NiceHashウォレットを内部ウォレット、その他のウォレットを外部ウォレットと言いますが、現時点では圧倒的に内部ウォレットをオススメします。理由については後述…

 

NiceHash Miner
NiceHash Miner

 

実行画面はこんな感じ。DAILY ESTIMATED EARNINGSという部分が「1日でこれくらい掘れますよ」という指標です。ころころ変わるので参考程度で。

そして緑のBALANCEという部分が実際に掘れた量になります。画面の時点では0.00118592BTC が掘れたということです。

ただし、これはまだ手に入れたわけではなくて、ある一定量掘れたら実際のウォレットに払い出されます。

NiceHashの払い出しタイミング

ここが重要です。とても重要です。払い出されないと、いくら掘っても電気代のムダなので…

NiceHash – When and how do you get paid?

英語ですがあきらめず翻訳します。

  1. 内部ウォレットの場合、1日1回チェックして0.001 BTCを超えていたら払い出し
  2. 外部ウォレットの場合、1日1回チェックして0.1 BTCを超えていたら払い出し
  3. ただし、1週間に1回チェックしてその時に外部ウォレットでも0.01 BTCを超えていたら払い出し

1日1回のチェックは日本時間で20時ごろになります。つまりこの時に未払い残高が内部ウォレットの場合は0.001BTC、外部ウォレットの場合は0.1BTC を超えていれば指定のウォレットに払い出されるということです。

ここで重要なのが現時点(2018年1月8日)では3の方法は保留になっているということです。(払い出し手数料の高騰とかうんぬんのため)

つまり今の状況では外部ウォレットを指定した場合は0.1BTC を超えなければ実際に払い出されません。参考までに私のPCのスペックでは毎日24時間稼働させても0.1BTCを得るのに11ヶ月ほどかかりそうです…。

というわけで、これが現時点で内部ウォレットを使うことをオススメする理由となります。

実際には内部と外部で手数料が違ったりして引き出すタイミングによっては有利不利があったりするんですが、上記の理由からそもそも引き出せないと話にならないので、そういった意味でも内部ウォレット一択ではないかなと…

あと注意点としては残高が残っている状態でマイニングをやめて放置すると0.0001BTC以下は30日で破棄され、0.001BTC以下は90日で破棄されるようです。

3日間のマイニングを終え…ついに払い出し!

NiceHashの払い出しは条件を満たしていれば自動的に実行されます。

内部ウォレット指定していたマイニングが払い出し条件(0.001BTC以上)を満たしたので払い出されていました。

NiceHashウォレットの残高
NiceHashウォレットの残高

 

0.00126013BTC(現時点の換算で2,363円) がウォレットに払い出されました。

マイニング開始したのが1月4日の22時ごろで払い出されたのが1月7日20時なので、ほぼ丸3日間の成果ということになります。仮にこのペースで1ヵ月(30日)続けたとすると23,630円の収益という計算に。

ただし、これはPCの電気代を考慮していないので、まずはPCの消費電力を調べます。

使ったのはこれ↓

 

で、測った結果がこんなもん↓

消費電力

ちょっと高めだけどCPUも使ってるのでTDP的(CPU95W+GPU120W)にはこんなもんかな…

電気料金を計算できるサイトで計算してみると、

という結果に。

※現在の契約電力が使用量によって単価変動するタイプなので一番高い単価で計算

先ほどの計算通り仮に23,630円収益を得たとすると電気代4,860円を差し引いて18,770円が純利益ということに!

これを高いと見るか安いと見るかは状況によりけりでしょうか…少なくとも「マイニングは電気代ばっかりかかって利益にならない」という状況ではなさそうです。

さらにCoinbaseへ送金

NiceHashウォレットに置きっぱなしでもいいんですが、最近Coinbaseへの送金が追加され、なんと手数料無料なので送金してみました。

NiceHash送金画面
送金画面

WithdrawCoinbase account が追加されています!

もちろん既に持っているビットコインウォレットにも送金できますが(上の選択肢)0.5%の手数料と最大24時間の”ラグ”があります。

今回はCoinbaseへの送金(下の選択肢)を試してみたいと思います。

 

ボタンを押してCoinbaseアカウントの情報を入力すると…

Coinbase
Coinbaseへ瞬時に反映

すぐにCoinbaseウォレットに反映されました。残高は0.00126013BTCとなっており、NiceHashからCoinbaseへはたしかに手数料はかかりませんでした。

ただし!結局のところCoinbaseから他アドレスに送金するときは手数料が発生します。まだCoinbaseでは日本円での入出金に対応していないため、日本円に替えるためにはここからbitFlyerなどの取引所やウォレットに送金する必要があります。

なので日本円に替えたい場合は最初からbitFlyerなどのウォレットに送金したほうが手数料(と手間)が有利になるかも知れません。

NiceHashのハッキング被害

NiceHashは去年12月(つい先月…)ハッキングされ、なんと6,000万ドルが被害にあいました。

BitcoinマイニングのNiceHash、ハッキングで数千万ドルを失う

当初、24時間で復活する予定が延びに延びて2週間以上ダウンしたままという状況に。それまでの未払い報酬が消えマイニングユーザーが阿鼻叫喚する自体になりました。

その後サービスは復旧し、消えた未払い報酬も1月31日までになんらかのアナウンスがあるということで一件落着…というか、当事者からすれば現在進行中の案件なわけですが、そんな状況から一部では”NiceHash離れ”が起こっているという噂も。

そんな状況でこの記事を書いているのが、まぁアレなわけですが、やはり手軽にマイニングできることと報酬がビットコインで受け取れる(言わずもがな、ビットコイン”自体”をマイニングすることは現時点ではほぼ不可能)ため、私は使っていきたいと思います。

ちなみにCoinbaseもちょっときな臭い感じになってます…

仮想通貨取引のCoinbase、インサイダー調査へ。ビットコインキャッシュ取引開始直前に急騰

まとめ

とりあえず3日間で2,000円ほどの利益を上げ、ウォレットに引き出すことができました。

このペースでいけば今月末には20,000円ほど手に入れているだろう…ということで、またブログに書いていきたいと思います。

”手軽さ””ビットコイン払い出し”でNiceHashを選んでいますが、以前はモナコインとかBitZenyも掘ってましたので、このあたりも書いていきたいと思います…

 

GeForce GTX 1180?が出たら買うカモネ…

 

(2018年2月4日追記)1ヵ月間マイニングした結果を記事にしました!
NiceHashでマイニング!1ヵ月間やってみた結果

 

 

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以下、いつもの紹介記事です↓

使っている取引所の紹介

実際に口座開設したサイトの紹介は以下の記事に書いています。

口座開設したサイトの紹介

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